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本命か、大穴か オッズに対する掛け金の影響(2002.5.28)

タニノギムレットが見事にダービーを勝ちました。
「もし、タニノギムレットの単勝を1000万買っていたら2.6倍だから2600万円になる」
これは真実だろうか?
週間競馬ブックによると、タニノギムレットの単勝は3億286万円売れていました。
ここに1000万プラスして3億1286万円になると配当は2.5倍になってしまうのである。
つまり2500万円にしかなりません。
 同様にダービーの前日の日吉特別、勝ったマチカネヤッコダコの配当は220円でした。
この馬の単勝の売上は1492万円である。ここに1000万円プラスさせると配当は
170円になってしまいます。
 これは、1000万円も買った場合の話であり、10万円位買う場合にはオッズには影響しません。

 しかし、例えば5月25日の東京5R、3着テンビーエースは複勝2410円ですが、10万4400円しか
売れていません。もし10万円買うと、オッズは1280円になり、1万円買った場合でも、2210円になってしまいます。
 同様に、5月25日中京8R馬連2-5、25340円でしたが、この場合、10万円買い足すと23260円、1万円買い
足すと25110円になり、複勝の時ほど下がりません。

 回収率120%が可能な必勝馬券法を開発するときに、いろいろな方法を試すと思いますが、
最初から大きな掛け金で試す人はいないと思います。もし年間500万円の
収入を見込んだときには、年間2500万円賭ける必要があります。そうなると、それなりに大きなお金を
賭けなければならない時が来ます。しかし、上述のように、大きな掛け金を賭けると、オッズが変化してしまうことがあります。掛け金のないとき(少ないとき)に回収率120%でも、いざ賭けると120%より小さくなってしまう可能性があるのです。その危険を小さくするためには、出来るだけ売れている馬券(本命サイド、出来れば馬連(馬連が一番売れています、しかし、3連複、馬単が発売されるとどうなるかわかりません。今より売上高が下がることは間違いないでしょうが))を選んで勝負する必勝法を、開発する必要があるということです。

大穴を含む必勝法は掛け金が大きくなると、回収率が下がる。

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