穴馬探し(2005.11.11)
競馬の最大の醍醐味 といえば、穴馬を見事に予想できた時であろう。
しかも、多くの人が注目するG1レースで、理路整然と穴馬を言い当てることが出来れば・・・・。
それなりに尊敬されるのではないだろうか?
次の表は1999年10月以降のG1レースでの高額単勝配当Top10である。
それぞれどういう理由でその馬が穴を開けたと思われているか復習してみたい。
年月日 |
特別名 |
馬名 |
単勝配当 |
2000 / 10 / 01 |
スプリンターズステークス |
ダイタクヤマト |
25750 |
2002 / 04 / 14 |
皐月賞 |
ノーリーズン |
11590 |
2005 / 10 / 30 |
天皇賞秋 |
ヘヴンリーロマンス |
7580 |
2004 / 05 / 02 |
天皇賞春 |
イングランディーレ |
7100 |
1999 / 10 / 24 |
秋華賞 |
ブゼンキャンドル |
5760 |
2000 / 11 / 19 |
マイルチャンピオンS |
アグネスデジタル |
5570 |
2003 / 11 / 29 |
ジャパンカップダート |
フリートストリートダンサー |
4930 |
2004 / 10 / 24 |
菊花賞 |
デルタブルース |
4510 |
2002 / 04 / 07 |
桜花賞 |
アローキャリー |
4290 |
2000 / 12 / 10 |
朝日杯3歳ステークス |
メジロベイリー |
4050 |
まず2000年のスプリンターズSのダイタクヤマト
血統的にG1を取れるとは思われない。近走の成績が良くない。との理由で非常に人気を落としていた。その後の活躍を考えれば、ここで一変したと思えるわけだが、その兆候はあまりに無かった。1番人気は2着のアグネスワールド、2番人気は3着のブラックホーク。人気馬がきちんと上位に来ていることを考えると、展開に恵まれたわけではなく実力が向上した。と考えてよい。
2002年皐月賞 ノーリーズン
これも、その後の活躍を考えると不思議ではない勝利。 人気を落とした理由は、前走負けていた(不利があったことはあった)。いわゆる休み明けで、王道ローテーションからは外れていた。 抽選で滑り込んでの出走だった。といえよう。
2005年天皇賞秋 ヘヴンリーロマンス
このレースは判らない。今後のヘヴンリーロマンスの成績を追いたいところだが・・・・、ヘヴンリーロマンスが人気を落としていた理由は、臨戦態勢と、過去の実績(男馬の強いところとレースをしたことが無い)ところだろう。JCでは再び人気にはならないだろうが、もしかするともしかするかもしれない。
2004天皇賞春 イングランディーレ
このレースは騎手のうまさと、血統だと言えるかもしれない。こういう逃げ馬の大穴は昔から例が多い。
1999 秋華賞 ブゼンキャンドル
ほとんど覚えていない。その後の活躍を考えると 一生一回の走りをしたと考えれば良いのか?
2000 マイルチャンピオン アグネスデジタル
ダートでの実績しかない馬がいきなりG1で走ってしまったレース。その後の活躍を考えれば、馬の地力を見抜けなかっただけだが、このタイプの馬はやはり例は少ない。
2003 ジャパンカップダート
アドマイアドン 絶対的な1番人気で、この外国馬が激走。泥んこの不良馬場も味方したのだと思う。
2004 菊花賞 デルタブルース
いわゆる上がり馬。夏に成長した長距離血統の馬
2002 桜花賞 アローキャリー
いつも善戦はしていて勝ちきれない馬。勝負付けは済んだと油断していると激走した例。
今年の皐月賞2着のシックスセンスも同じタイプ。
2000年 朝日杯3歳 メジロベイリー
未勝利脱出に時間がかかり、すぐG1挑戦だっただけに人気にならなかった。今でも狙えない。
ノーリーズン、ダイタクヤマト、アグネスデジタル、デルタブルース などは
本当に強いのだけれども、当時理由(主に臨戦態勢、前走の大敗など)があって人気を落としていたケース。
それに反して
アローキャリー、ブゼンキャンドル などは一世一代の大駆けをしたケースといえるだろう。
イングランディーレとヘヴンリーロマンスは今後を見てみないと判らない。
さて、どうやったら、穴を開ける前に穴馬を見つけることが出来るのだろうか?
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