競馬データ解析の、ご要望がございましたら、ご連絡ください。
詳細は解析サービスについてをご覧下さい

ご意見は掲示板にお寄せください


 

売り上げ減少(2007.1.4)

 昨年度のJRAの売り上げが9年連続で前年比マイナスになった。
この9年の間にJRAは、出来る限りの手はすべて打ったと言っていいだろう。

まず2002年の馬単、3連複の導入。
手前味噌になるが、そのときに、この方法で売り上げが向上するとは思えないとコメントさせていただいた。
馬単、3連複について(2002.4.9)

次に三連単の導入。
一昨年来のディープインパクトの出現においては、馬券購入の妙味を維持したという意味では効果があった。
という考え方も出来るが、全体的な売り上げ向上にはほとんどプラスになっていないと感じている。
一攫千金の宝くじ的要素が高まり、馬券購入金額が広く薄くなっただけだと思う。

薄暮レースの導入(夏場)
この策はそれなりに効果があったのではないか?

電話投票の拡大
PATの功罪と というコラムで説明させていただいたように、これは最終的には逆効果だったと思えてならない。


私はJRAの売り上げが減少している理由を次のように考えている。

可処分所得の減少。
低金利が続き、いわゆるあぶく銭が世の中に少なくなった。しかも、雇用、年金など将来に不安が蔓延する時代になり、
特に若者が遊ばなくなっている。所得が低い若者が多すぎる。

自ら考えない風潮の蔓延。
競馬の楽しみは、自ら考え、自ら責任を負うところにある。自ら考え、決断するという風潮が少なくなってきている。
宝くじは全く自ら考える要素がないのだが、公営ギャンブル(宝くじがギャンブルかどうかの議論はさておき)の
中で宝くじのみが売り上げを伸ばしているのは、運を他人任せにする風潮と考えていいのではないだろうか?

正直なところ、私が考えている減少理由の解消はJRAでは不可能である。

世の流れとして競馬は衰退して行くしかないのだろうか?
気ままなコラム 目次

Caniの競馬データ研究室ホームへ


Caniの競馬データ研究室ホームへ

ご意見ご要望をお知らせください。Caniご意見メール

競馬データ解析の、ご要望がございましたら、ご連絡ください。
詳細は解析サービスについてをご覧下さい

 

・無断で転載、引用はおやめください。